ベネチアの「オテル・チプリアーニ」②
ベネチアの「オテル・チプリアーニ」のつづきです。
ここはチプリアーニは、「ジュデッカ島」という島にあるので、いわゆる<サンマルコ広場>とか<ドゥカーレ宮殿>のある市街地に行くのには、ベネチア本島に渡らねばなりません。
このホテルには、「hotel cipriani」と書かれた、これ又すっごく素敵な専用モーターボート(HPでどうぞ)があって、これでホテルの入り口とサンマルコ広場を、チプリアーニのお客さんだけのために往復してくれるのです!
(あ、もちろん無料です(笑)。 でも、チップと「グラッチェ」を忘れずに)
その当時は、サンマルコ広場のゴンドラ乗り場の横に、<hotel cipriani>と書かれた電話があって、
街からホテルに帰るときは、そこから電話するとそのボートが24時間いつでも迎えにきてくれるのですが、
すごく素敵でしょ!
夜、食事したり飲んだりして、ブラブラとサンマルコ広場まで帰ってきて、そこで電話して、
ゴンドラが揺れるアドリア海を見ながら、ボートを待っている時間のロマンティックなこと!!!
でも、今では携帯があるから、もうそんな電話はないかもね。 もしそうなら、ちょっと、つまんない。
そして、宿泊した部屋は、
確か運河か海側で、今のHPにあるような白っぽい感じじゃなくて、木を使った、もっとシックなインテリアだった。
でも、なによりも驚いたのが、部屋の冷蔵庫にある飲み物の高さ!
あのビンのコカコーラが、1本¥1000位してた。。。。。。
もう、ビックリ!
夜すごく喉が渇いて、Ⓒと 「どうする?どうする? コレ飲む?」とビビリながら、1本だけ飲んだのですが、
翌朝、部屋を出て、又又びっくり!!!!
ほとんどの部屋の前に、前夜部屋で飲んだであろう「シャンパ」ンや」ワイン」の空ビンが
シルバーのワインクーラーの中に何本も突っ込んであった!!! おまけに、料理のトレーも!
どんだけ、お金持ちなんだ?
ハイ、もうここは、私たちの不知の世界でした。
そして、
お待ちかねの朝ご飯は、
こじんまりしたダイニングに、数種の甘いパンやむちゃくちゃ酸っぱいベリーなどのフルーツ、
ミルクやジュースに、とびっきりの生ハムやサラミが並び、自分で取るスタイル。
生ハムの余りのおいしさ(今までで1番おいしかった)におかわりしたかったんだけど、
様子をうかがっていると、そんなおかわりなんてする人は一人もいなくて、泣く泣くあきらめたのでした。
となりの老夫婦なんかは、オプションで追加したゆで卵をお上品に食べてたりして、イギリスのお金持ちってカンジ。
「あのゆで卵は、いったいいくらするんだろう?」って、メッチャ庶民の私たち。
そして、
「生ハム、もっと食いた~い。」という欲望を隠し、「ごちそうさま。」とお上品ぶって、ダイニングを出ようとしたら、出口でカメリエーレの人が「プレゴ、マダ~ム。」と真っ赤なバラをくれました。
「何?何? 新手の押し売り?」と、ここの高級さに腰の引ける私たちでしたが、
実はこの日は4月23日。
「サンジョルディーの日」で男性が女性に、「赤いバラ」を贈る日だったのでした。
さすが、チプリアーニ!
シャレてるでしょ~。
そんなチプリアーニのネタはまだまだ続く。
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by aurelie_kyoto2 | 2014-10-11 01:19 | 旅行